ジェンジ・コーハン
ちょい前のドラマ「WEEDS〜ママの秘密〜」
ゆとりが一番好きな海外ドラマ「WEEDS〜ママの秘密〜」について少し語ります。
WEEDS〜ママの秘密〜
★★★★概要★★★★
アメリカで中流階級の生活を維持するため、
選んだ職業はなんと大麻の売人。
設定こそぶっ飛んだドラマですが、最初の数話を観て見くびっていました。
最初は、主婦がコソコソ売人活動を頑張って、
周りのママたちにバレそうになって大変・・・!
みたいなドラマかと思ってましたが、
主人公の徐々にぶっ壊れていく理性と、
頭がバグった仲間・家族によって
物語はどんどんメチャクチャな方向に。
シーズン3までは、平凡な主婦の皮を被りつつなんとかやれていたナンシーですが、
・競合による脅し
・DEA(麻薬取締局)捜査員との恋愛〜結婚〜ナンシーの裏切り〜捜査員からの復讐
・ギャングとの交際
・息子2人がどんどん壊れていく
・なぜか助けを請うたギャングに街が焼き払われる
により、普通の主婦ではいられなくなります。
シーズン4では、メキシコとの国境の街で心機一転。
そこで晴れて大麻ビジネスにどっぷり浸かってしまうわけですが、
ビジネスのために、市長兼裏の顔は麻薬組織のボス:エステバンと恋に落ちます。
そのエステバンがすごくいい男なのですが、
メキシコからの人身売買にも手を染めていることに嫌気がさしたナンシーは、
エステバンをギャング組織ごと裏切ってしまいます。
シーズン5では、
裏切りがバレて殺されそうになるナンシーの妊娠が発覚(父親はエステバン)
息子ができて大喜びのエステバンにより、ナンシーの裏切りは有耶無耶になりますが、
エステバン周辺の重要人物とトラブルが起こり、
なんとナンシーの息子がその人物を撲殺してしまいます。
シーズン6では、ギャング・FBIからの逃走劇です。
メチャクチャなドラマですが、シーズン6は完全にぶっ壊れた展開の繰り返しです。
もはや何も収束しそうにないほどメチャクチャになってしまったものの、
終盤、追い詰められたナンシーのある行動で、
物語は一度リセットされます。
シーズン7・8では、波乱万丈な展開ですっかり肝の据わったナンシーと、
残った仲間・家族と共に、物語は静かなクライマックスを迎えます。
「みんなが少し幸せで、少し惨め」なジエンドです。
WEEDSの魅力
- 美貌で乗り切る強いママ
- 頭がバグった、愉快で憎めない登場人物
- 選曲センスが素晴らしい
美貌で乗り切る強いママ
劇中、様々な危機に見舞われるナンシーですが、
持ち前の女性の魅力で乗り切っていきます。
強い女性を見ると前向きな気持ちになりますね。
頭がバグった、愉快で憎めない登場人物
登場人物がみんな個性豊かで飽きません。
主人公:ナンシー
美人なママ。
最初は周りのバカな男たちに振り回されつつ裏ビジネスを頑張るママという印象でしたが、
実は一番ブッとんでいて、ワガママで、ビ○チな一面を持つ。
母親として家族を守ろうと奮闘するが、全部裏目に出てしまう。
ナンシーの亡き夫の弟:アンディー。
物語当初はトップレベルのトラブルメーカーだったものの、
中盤からは周りのぶっ壊れ方が酷すぎて比較的常識人的なキャラクターになってしまう。
ナンシーの息子2人の父親のようなポジションで頑張る姿には心打たれます。
ナンシーの長男:サイラス
反抗期真っ盛り。
割とトラブルを起こし、生意気な態度にもイラつかされますが・・・
それでも魅力的に感じてしまうのは、彼の甘いルックスと綺麗な筋肉!!!
濡れ場の数は登場人物の中でトップクラス。
シーズン4で髪を切って以降が更に魅力的です。
バカだけど。
ナンシーの次男:シェーン
物語初期は純粋で声変わり前の可愛い男の子でしたが、
時折サイコな部分がちらほら。
シーズン4で声変わりして以降はどんどんサイコさに磨きがかかっていきます。
(ナンシーが付き合っていたギャングのおじさん連中に色々仕込まれすぎたのか・・・)
シーズン5最後で、ギャングの重要人物を撲殺してしまい、
そのせいでナンシー一行はギャングとFBIから逃げ回る羽目になります。
クズを絵に描いたような男:ダグ
もともと、ご近所さんでナンシーの大麻ビジネスのお得意さんだった、
人間性の一番大事な部分が丸ごと欠けている会計士。
全てをナメくさった言動でイラッとすることも多いですが、
シリアスなシーンでもなんだか笑える雰囲気にしてくれるのは彼です。
こいつの頭の中を見てみたい。
選曲センスが素晴らしい
洋ドラにはよくありますが、
WEEDSは毎回エンディング曲が違います。
その選曲センスが毎度素晴らしいのです。
この曲キッカケでハマった曲は数え切れません。
例を何曲か↓↓↓↓↓
クリエイターはあの「Orange Is the New Black」も手がけたジェンジ・コーハン
あの熱狂的ファンをたくさん生み出した
「Orange IS the New Black」(以下OITNB)がありますね。
ジェンジ・コーハンというクリエイターが手がけていますが、
OITNBの前に彼女が手がけていたのがこのドラマです。
OITNBも素晴らしいドラマですが、
ゆとりの中ではWEEDSが僅差で勝っています。
OITNBは社会的な影響力が強く、
人種問題・移民問題・囚人の更生問題などあらゆるテーマが盛り込まれていました。
いろいろ考えさせられるドラマでしたが、
それに対してWEEDSは頭を空っぽにして破茶滅茶な展開をただ楽しめます。
かと言ってどちらが優れているという話ではないのですが・・・
一つ言えるのは、
WEEDSが好きな人は間違いなくOITNBが好きになる
OITNBが好きな人は間違いなくWEEDSが好きになる
ということ。
どちらかしかみていない人は、もう片方も是非!!!
ジェンジ・コーハンは偉大です。
最後に
日本では全然知名度ないので、語れる人がいないのが残念・・・。
このドラマを好きな方、是非語り合いましょう!!!
追記:
この投稿についてツイッターにお知らせしたら、
吹き替えサイラス役の清水裕亮(しみずゆうすけ)@i_can_you_can27 さんに
リプライ・リツイートいただけました!嬉しい!
【声の出演】
— 清水裕亮(しみずゆうすけ) (@i_can_you_can27) February 24, 2018
Netflixにて配信中の海外ドラマ『Weeds~ママの秘密』で、ボトウィン家の長男サイラス(ハンター・パリッシュ)の声を演らせて頂いております(左から二番目)。現在シーズン3まで吹き替え版が配信中!それ以降も随時配信予定!是非、宜しくお願い致します!#weeds#コメディ#Netflix pic.twitter.com/mFbVOL1Frr